結婚相談所への入会を検討している人にとって、とても便利なサービスが「無料相談」です。
大手の結婚相談所をはじめとして、大多数の結婚相談所が無料相談の機会を設けています。
しかし、世の中には無料相談と言われても「どんなことをするのだろう？」「入会を迫られるのでは？」などの心配が勝ってしまい、利用しないまま時間だけが過ぎてしまった……という人も多いかもしれません。
そこで、ここでは無料相談の内容や、当日確認すべきこと、無料相談を受ける上での注意点などを詳しくご紹介します。
無料相談を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
大半の結婚相談所では、無料相談を行っています。
ですが、初めて無料相談に訪れる場合、どんな内容なのかを不安に思う人も少なくないでしょう。
そこで、ここでは無料相談の内容や流れについて詳しく紹介したいと思います。
結婚相談所の無料相談は、相談所内の個室スペースで行われるケースが多いです。
無料相談では、担当のカウンセラーから、サービス内容や入会・活動にかかる費用などのくわしい説明を聞くことができます。
基本的にはカウンセラーと1対1で行うため、緊張しやすい人や人見知りの人も安心です。
また、近年はZOOMなどを使ったオンライン相談に対応している結婚相談所も増えています。
一般的な無料相談の流れは以下の通りです。
まずは、現在の状況や婚活・結婚に対する考えを担当カウンセラーと共有した上で、具体的な説明が行われます。
結婚相談所によっては、お試しで会員検索ができるところもあります。
ひと通り話を聞いた上で、納得がいけば契約手続きに進みます。
もちろん、契約をしない、もしくは後日改めて契約をすることも可能です。
「強引な勧誘をされるのでは」という不安から、無料相談に行くことをためらう人もいます。
しかし、そのような勧誘を行っている結婚相談所は少数です。
特に、大手と呼ばれるような結婚相談所では、強引な勧誘に遭う心配はほとんどありません。
万が一しつこく勧誘をされた場合は、態度をあいまいにするのではなく、早々に席を立つ・消費者庁の相談窓口(188番)に相談するなどの対応を取ることをおすすめします。
結婚相談所の無料相談で確認すべきこととして、以下のようなものが挙げられます。
その場になると忘れてしまう可能性もあるため、必要事項はメモをして当日持参することをおすすめします。
料金やサポート内容は、最初に確認しておくべきポイントです。入会金や月会費など婚活にかかる費用や、入会した後はどんなサポートを受けられるのかなど、具体的に聞いておくことが大切と言えます。
確認を怠ると、入会した後に「有料オプション」として追加料金が発生したり、期待したようなサポートが受けられなかったりする可能性があります。
「こんなはずでは……」と後悔する事態を避けるためにも、無料相談の時点でしっかり深掘りをしておきましょう。
紹介人数、お申込み人数、お見合い人数も、結婚相談所を選ぶ上では大切な要素です。
選択したプランによって人数が変わるため、どんなプランが用意されているのかを確認しておくと良いでしょう。
人数が少なすぎたり、逆に多すぎたりすると、希望するペースで婚活を進めることができません。
そのため、自分にとって最適なプランがあるかどうかも、結婚相談所選びの大事なポイントとなります。
どれだけ会員数が多くても、希望する条件に合う人の数が少なければ意味はないですよね。
結婚相談所や、その結婚相談所が加盟する連盟に、条件に合う人がどれくらいいるかという点も、無料相談の際に確認しておきたいポイントです。
なお、連盟とは結婚相談所同士をつなぐネットワークのことで、全国に大小を合わせて10以上が存在します。
代表的なものとしては、「日本結婚相談所連盟(IBJ)」「全国結婚相談事業者連盟(TMS)」「日本仲人連盟(NNR)」などが挙げられます。
連盟では、加盟している結婚相談所の会員データベースを共有することで、異なる結婚相談所に所属する会員の紹介・お見合いを可能にしています。
前述のように、結婚相談所によってはお試し検索ができるケースもあります。
希望する条件に合致する人数が多いようであれば、その結婚相談所に入会する価値はあると言えるでしょう。
結婚相談所では、カウンセラーや担当者との相性も大切です。カウンセラーや担当者との相性が悪いと、活動がスムーズに進まなかったり、婚活そのものをストレスに感じてしまったりする可能性があります。
特に、「こちらの希望を聞いてくれない」「上から目線で決めつけてくる」といったカウンセラーがいる結婚相談所は避けた方が賢明です。
無料相談の際には、カウンセラーや担当者との相性や、相手の人となりをチェックしておくこともおすすめします。
成婚実績とは、結婚相談所の成婚者数や成婚率を示すものです。
大手の結婚相談所はホームページにこれらの数字を公表していますが、個人経営の結婚相談所の場合は、具体的な実績がよく分からないケースも少なくありません。
結婚相談所に入会した人のうち、何割の人が実際に成婚できたかは、とても重要なデータです。
特に、ホームページやパンフレットなどに明確な数字の記載がない場合は、無料相談の際にしっかり確認しておきましょう。
結婚相談所の無料相談を受ける際の注意点としては、以下のようなものが挙げられます。
それぞれの詳しい内容について、見ていきたいと思います。
結婚相談所には、さまざまなタイプのものがあります。
そして、結婚相談所によってサービスの内容や料金も異なります。
自分にとって最適な結婚相談所を選ぶためには、複数の相談所を比較し、じっくり検討することが大切です。
無料相談を受けた勢いで当日入会を決めてしまうと、後から「別の結婚相談所にすれば良かった」と後悔する羽目にもなりかねません。
入会にかかる費用なども安くはないため、納得がいくまで考えた上で、入会を決めた方が良いと言えます。
無料相談では、結婚相談所のメリットばかりが語られる傾向があります。
しかし、どんなこともそうであるように、結婚相談所での婚活にはデメリットも存在します。
信頼のおけるカウンセラーは、できることはできる、できないことはできないとはっきり言ってくれるもの。
たとえば、希望の条件を高望みしすぎている場合は「その条件ではお相手を見つけるのは難しい」と現実を伝えてもらった方が、婚活にとってはプラスとなります。
逆に、無料相談でおいしい話ばかりをするカウンセラーは、「ノルマを達成したい」「売上を伸ばしたい」など、顧客より自分の利益を優先している可能性が。
本当の意味で信頼できる結婚相談所を選ぶためには、良い話だけではなく、厳しい話にも耳を傾ける姿勢が大切です。
「〇〇社のサービスは良くない」「△△社はカウンセラーの評判が悪い」など、他社を下げてばかりいるカウンセラーのいる結婚相談所も要注意です。
自分のサービスに、本当に自信を持っているのであれば、他社を下げて自分の評価を上げようなどとは思わないものです。
そうしたモラルのなさは、婚活をサポートする場面においても、少なからず悪影響を及ぼします。
不快な思いをするリスクを避けるためにも、無料相談の場で他社を下げるカウンセラーとは、関わらない方が良いでしょう。
ここまで、結婚相談所の無料相談の内容や、当日確認すべきこと、注意点などについて詳しく見てきました。
結婚相談所のサービス内容や料金、成婚の実績、さらにはカウンセラーとの相性などを知る上で、無料相談は大切な機会と言えます。
カウンセラーと直接話をすることで、ホームページやパンフレットだけでは伝わってこない「リアルな空気感」を感じ取ることができるからです。
さらに、当日の流れを理解した上で、確認すべきこと・注意点などを事前に整理しておくことで、無料相談の時間を十二分に活かすこともできます。
素敵なお相手との出会いや成婚を手に入れるためにも、こちらにご紹介した内容を参考に、まずは結婚相談所の無料相談を利用して、婚活への一歩を踏み出してみてください。
