「結婚相談所の会員は年収が高い」というイメージをお持ちの方も少なくはないとは思いますが、実際のところ、結婚相談所会員の年収と一般の年収はどちらが高いのでしょうか?ここでは、さまざまなデータを参照しつつ、結婚相談所会員の年収の状況や、高収入男性と成婚する方法を詳しく解説します。
婚活をする上で、お相手の年収は気になるポイントですよね。ここでは、年収が重要視される傾向にある男性会員に的を絞り、実際のデータを元に検証をしてみたいと思います。
国税局が公表した「令和3年分民間給与実態統計調査結果について」によると、日本人男性の平均年収は、正社員が508万円、正社員以外が198万円となっています。
業種別の平均給与では、トップが「電気・ガス・熱供給・水道業」の766万円、続いて「金融業・保険業」の677万円、「情報通信業」の622万円です。逆に最も低いのは「宿泊業・飲食サービス業」の260万円、続いて「農林水産・鉱業」の310万円、「サービス業」の369万円という結果でした。
また、平成30年度に内閣府が実施した「少子化社会対策に関する意識調査」によると、女性が結婚相手に求める理想の年収は、「わからない」と答えた人を除くと、20代が「400万円以上500万円未満」、30代が「400万円以上500万円未満」、40代が「500万円以上600万円未満」が最も多くなっています。
結婚相談所に所属する男性会員の平均年収は、主要結婚相談所のホームページで公開されているデータを見ると、いずれの場合も500万円を超えるケースが過半数となっています。
各結婚相談所の年収分布は次の項にて詳しくご紹介しますが、6~7割程度の人が年収500万円以上を得ており、日本人男性全体の平均年収と比べて「高収入」と呼べる人が多いことが分かります。
では、結婚相談所会員にはどうして高収入の方が多いのでしょう。
結婚相談所の男性会員に高収入の方が多い理由としては、次のようなものが挙げられます。
結婚相談所に入会をすると、学歴や年収がプロフィールとして公開されます。そのため、高学歴・高収入など、自分のプロフィールにある程度の自信を持っている人が集まりやすいと言えます。
また、仕事が忙しくて出会いの機会がなかったという人も多く、今まで仕事を精力的にこなしてきた分、社会的なステータスが高い人も多い傾向があります。
さらに、結婚相談所に入会するためには、結婚後の生活を考えると安定した仕事に就いている必要があります。そうした点も、安定収入を得ている人が集まりやすい理由の一つと言えるでしょう。
主要な結婚相談所の年収分布は以下の通りです。
結婚相談所 | 年収400万円以上 | 年収500万円以上 | 年収600万円以上 |
---|---|---|---|
パートナーエージェント | 89% | 89% | 46% |
クラブマリッジ | – | 77% | – |
サンマリエ | 79% | 79% | 37% |
オーネット | 86% | 60% | 37% |
上記のデータからも、結婚相談所に所属する男性会員の平均年収は、過半数が日本人男性の平均年収を上回っていることが分かります。年収が600万円を超えるケースも3~4割程度存在しており、経済的に安定した男性が多いということを示すデータとなっています。
ここまで、結婚相談所の男性会員には年収が高い人が多いということを説明してきましたが、そもそも結婚相談所には年収条件が設けられているのでしょうか。以下に詳しく見ていきたいと思います。
一般的な結婚相談所では、入会に際して「一定の収入がある仕事に就いていること」は条件となっていても、年収の条件は特に設けられていないことが多いです。医師や弁護士などを対象にしたハイスペック専門の結婚相談所でなければ、平均年収に比べて収入が低くても入会することはできます。
では、結婚相談所のプロフィールで年収を偽ることはできるのでしょうか?その答えは「できない」です。
大半の結婚相談所では、入会の際に「年収証明書」の提出が必要となります。特に男性の場合は、提出が義務付けられているケースも少なくありません。年収証明書とは、1年間の収入を示す証明書のことです。具体的には、源泉徴収票・給与明細書・課税証明書(所得証明書)・確定申告書の控えなどが当てはまります。
こうした書類の提出が必須である以上、結婚相談所において年収を偽ることはできません。
結婚相談所で高収入男性と成婚するために効果的な方法をご紹介します。
高収入男性と成婚するためには、条件に見合うお相手と出会える結婚相談所を選ぶ必要があります。前項で紹介したような年収分布データを見て、高収入の男性が占める割合の多い結婚相談所を選ぶようにすれば、必然的に成婚の確率もアップします。
また、ハイスペック専門の結婚相談所に入会するのも効果的な方法です。世の中には、医師・歯科医師・弁護士・公認会計士・東証プライム上場企業の社員など、社会的なステータスが高い男性との出会いを専門としている結婚相談所も存在します。
ただし、そうした結婚相談所は、男性・女性ともに入会条件が厳しく、誰でも会員になれるわけではないというデメリットもあります。たとえば、男性会員の場合、年収は20代で500万円以上、30代で600万円以上、40代で700万円以上など、日本人男性の平均年収よりも高い水準を求められる傾向があります。また、女性会員についても、一般的な結婚相談所より年齢制限が低いなど、ハイスペックならではのハードルが設けられています。
結婚相談所での立ち回り方も、高収入男性との成婚には大切な要素です。スペックの高い男性に好かれるためには、女性側もそれなりの努力をする必要があると言えます。
具体的には、次のような点に気をつけると効果的です。
がつがつアピールをするばかりでは、お相手に引かれてしまう可能性も。相手に「一緒にいて心地よい」と感じてもらうことが、成婚への第一歩となるのです。
高収入と聞くと、良い面ばかりをイメージしてしまいがちですが、実は落とし穴も存在します。
高収入の人にありがちな落とし穴として、次のようなものが挙げられます。
高収入の男性は日頃から精力的に仕事をしている人が多く、忙しくて二人の時間が取れないというケースも珍しくありません。そのため、「頻繁にデートをしたい」「二人の時間をしっかり取りたい」という人にとっては、ストレスになる可能性があります。
また、お金の使い方に対する考えが合わないという点も、落とし穴の一つです。収入が多いがゆえに浪費癖があったり、逆にお金に対する執着心が強く倹約家すぎたりすると、結婚生活は上手くいきません。
そして、年収は必ずしも永続的なものではないという点も理解しておく必要があります。会社の倒産・事故・病気など、長い人生においては、年収がダウンするリスクもたくさん存在します。高収入であることのみを理由に成婚を決めてしまうと、収入が下がったときに、結婚を後悔する羽目になります。
ここまで、結婚相談所会員の年収や、高収入男性と成婚する方法を詳しく見てきました。結婚生活において、安定した収入は大切な要素の一つです。収入が安定していないと、穏やかな結婚生活を送ることはできません。
一方で、結婚相手にどの程度の収入を求めるかは人それぞれです。ハイスペックなお相手を求める人もいれば、生活に必要なほどほどの収入があればいいという人もいます。
大切なのは、結婚相手に必要な年収を自分なりに整理することです。どの程度の年収が必要なのかを見極められれば、条件に当てはまるお相手を探しやすくなります。
結婚相談所では、専門のカウンセラーがお相手の年収を含め、さまざまな相談に乗ってくれます。婚活に興味のある方は、まずは結婚相談所の無料相談を受けてみましょう。