結婚相談所のホームページなどで「成婚率〇〇%」という表記を目にしたことがある方も多いと思います。
「成婚率が高い=良い結婚相談所」だと思われがちですが、実はこの「成婚率」には落とし穴があります。
ここでは成婚率の真相や、成婚率に惑わされず結婚相談所を選ぶ方法を詳しくご紹介していきます。
結婚相談所を選ぶ際の参考にしてみてください。
結婚相談所における「成婚率」とは、どんな意味合いを持つものなのでしょうか。
まずは、その真相について詳しく見ていきましょう。
婚活の最終目標である「成婚」ですが、厳密には「成婚=結婚」ではありません。
大手結婚相談所のツヴァイでは、成婚の定義を「交際・婚約・結婚(会員同士・会員外含む)を理由に退会届を提出すること」としています。
また、同じく大手結婚相談所のパートナーエージェントでは、「交際中の二人が結婚の意思を固めて婚活を終了すること」が成婚の定義となっています。
つまり、結婚相談所における成婚とは、あくまでも「結婚の意思を固めて婚活を終える(退会する)こと」を意味する言葉であり、正式な結婚に至るかどうかは本人に委ねられているのです。
結婚相談所を選ぶ上で大切なポイントの1つとなる「成婚率」ですが、成婚率の計算方法は実は1つではありません。
よく使われる計算方法として、次のようなものが挙げられます。
仮に、総会員数が100名、全退会者数が10名だった場合、同じ結婚相談所でも2の方が成婚率は高くなります。
そのため、成婚率を正しく把握するためには、計算方法が1つではないということを理解しておく必要があります。
では、結婚相談所の成婚率はどれくらいなのでしょうか?
リクルートブライダル総研が2018年に実施した婚活実態調査2018(調べ)では、成婚率は20.8%と報告されています。
次に、大手結婚相談所の成婚率は以下の通りとなっています。
結婚相談所 | 成婚率 | 計算方法 |
---|---|---|
ツヴァイ | 42.3% | 年間成婚者数÷年間退会者数(2017年) |
パートナーエージェント | 27.0% | 年間成婚者数÷年間会員数(2019年4月~2020年3月までの平均値) |
ゼクシィ縁結びエージェント | 21.2% | 非公開 |
IBJメンバーズ | 50.5% | 非公開 |
エン婚活エージェント | 30.0% | 非公開 |
上記の表の通り、計算方法を公開していない結婚相談所やそもそも成婚率自体が非公開の結婚相談所も少なくありません。
しかし、「よく使われる計算方法」としてご紹介した2つの方法のうち、より低い数字が出る計算方法を採用しているパートナーエージェントが「27.0%」であることや、リクルートブライダル総研の調査結果を踏まえると、結婚相談所の平均は成婚率は20%前後と推察されます。
前述の通り、成婚率の計算方法は結婚相談所によってさまざまです。
そのため、成婚率の高さだけで結婚相談所を選ぶのは危険と言えます。
成婚率は参考程度に考え、会員数やサービス内容、料金など、総合的に検討してみることが大切です。
成婚率に惑わされず、自分に合う結婚相談所を選ぶ方法としては、次のようなものが挙げられます。
結婚相談所は、大まかには次の3つの種類に分けられます。
プロフィールの作成からお相手探し、お見合いのセッティング、デートのアドバイスまで、婚活全般をカウンセラーがサポートしてくれる結婚相談所です。手厚いフォローを受けたい方におすすめのタイプです。
会員のデータベースから希望の条件に当てはまるお相手をシステムが検索し、マッチングするタイプの結婚相談所です。
自分で主体的に婚活を進めたい方におすすめのタイプです。
仲人型とデータマッチング型、双方の要素を併せ持つタイプの結婚相談所です。
大手結婚相談所の多くがこのタイプです。
それぞれの特徴を理解した上で、自分に合うタイプの結婚相談所を選ぶことが、婚活をスムーズに進めるコツと言えます。
サポート内容と費用のバランスも、結婚相談所選びにおいては大切な要素です。
サポート内容が手厚くても入会金や月会費が高すぎたり、反対に、費用は安いけれどほとんどサポートが受けられなかったりでは、婚活をスムーズに進めることはできません。
上記に挙げたようなサポートを、適正な価格で受けられるかどうか、結婚相談所選びで考慮すると良いでしょう。
結婚相談所での婚活は、担当カウンセラーとの二人三脚で進めていきます。
そのため、担当カウンセラーの質や相性も、結婚相談所を選ぶ上ではとても重要なポイントです。
婚活は、スムーズに進むこともあれば、なかなか思うようにいかないこともあります。
聞こえの良い言葉だけでなく、ときには厳しい言葉もかけた上で、適切なアドバイスを与えてくれるカウンセラーこそが、質の良いカウンセラーと言えるでしょう。
また、カウンセラーも人間である以上、相性が合う・合わないはあります。
話をしてみて「相性が合わない」と感じるカウンセラーは避けた方が賢明です。
さらに、大手結婚相談所の場合、無料相談で対応してくれたカウンセラーと担当カウンセラーが異なるケースもあります。
相性が合わない場合は担当カウンセラーを変更可能かどうか、事前に確認しておくことをおすすめします。
結婚相談所で成功している人の特徴は以下の通りです。
結婚相談所で理想のお相手を見つけたり、成婚を掴み取ったりしている人の多くは、自分から積極的に行動をしています。
お相手から声をかけてもらうのをただ待っているだけでは、出会いのチャンスを広げることはできません。
好感を持ったお相手には積極的にメッセージを送ったり、マメに連絡をしたり、気持ちを伝えたりすることが大切です。
結婚相談所での出会いは条件ありきでスタートするため、どうしてもお相手に対する採点が厳しくなってしまいがちです。
お見合いやデートをしても「食事の仕方が気になる」、「髪型や服装が好みじゃない」、「会話が続かない」などマイナス面にばかり目がいってしまうケースは少なくありません。
しかし、自分を含め「完璧な人間」など存在しないもの。
「髪型や服装は平凡だけど、素朴で誠実そう」というように、加点方式で判断する癖をつけると、お相手の良いところに気づきやすくなります。
ポジティブな考え方をする人も、結婚相談所で成功しやすいと言えます。
たとえば、マッチングしたお相手にメッセージを送る際、ポジティブ思考の人は「出会いのチャンスかもしれない!」と前向きな気持ちで行動を起こすことができます。
一方、ネガティブ思考の人は「断られたらどうしよう…」という後ろ向きの気持ちが邪魔をして、なかなか行動を起こせない傾向があります。
また、ポジティブ思考は、前述の「加点方式で相手を判断する」というポイントにもプラスに働きます。
「忙しくて出会いがなくて…」=「仕事を頑張っている人なんだな」というように、お相手の言葉をプラスの意味に変換して受け取ることができるのも、ポジティブ思考が婚活の後押しをしてくれる理由の一つと言えるでしょう。
「月に〇人とお見合いをする」「〇〇までに成婚をする」など、自分なりの目標を設定し、そこから逆算して行動できる人も、結婚相談所で成功している人の特徴です。
目標を設定することで、目指すべきゴールを現実的にイメージしやすくなり、メリハリを持って活動をすることができます。
成婚率の真相や、結婚相談所の選び方、結婚相談所で成功している人の特徴などについて詳しく見てきました。
結婚相談所で成婚するためには、良質な結婚相談所を選ぶことがとても大切です。
成婚率に惑わされず自分にとってベストな結婚相談所を見つけるためにも、まずは無料相談を活用しましょう。
無料相談では成婚率をはじめ、サービス内容や担当カウンセラーとの相性など、さまざまな点を知ることができます。
積極的に無料相談を受けて、自分に合う結婚相談所を見つけてみてください。